満100歳の誕生日を14日に迎えた福井静さんに岡山県津山市からの記念品が贈られ、長寿を祝った。
福井さんは大正9年、東京都新宿区で6人きょうだいの長女として生まれた。25歳のころ津山市神戸に転居し、津山出身の夫・裕さんに出会い結婚。移り住んだ津山で、赤レンガの建物で知られるレストラン「洋灯(ランプ)」=津山市=を経営し、福井さんが中心となって人気店を切り盛りした。
現在は津山市井口の養護老人ホーム・ときわ園で生活。目が良く、足腰もしっかりしており、読書を楽しむなどして穏やかな日々を送っているという。長寿の秘訣は「何でもよく食べ、明るく、くよくよしないこと」という。
この日、同園を訪れた藤井浩次社会福祉事務所長が谷口圭三市長からの祝い状を読み上げ、記念品を手渡した。園からも花束などが贈られ、福井さんは「うれしい贈り物をいただき、これからもますます元気でいたい」と笑顔でお礼を述べた。
市内の100歳以上のお年寄りは福井さんを含め、91人(男性7人、女性84人)となっている。
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花束を受け取り、笑顔の福井静さん