9月17日に満100歳の誕生日を迎えた岡山県津山市阿波の小椋充恵さんにこのほど、同市から記念品が贈られ、子どもと孫に囲まれながら祝福を受けた。
小椋さんは1923(大正12)年に同市加茂町原口で生まれ、24歳のころに農業を営む信義さんと結婚。農作業のほか、工場などの仕事にもいそしみ3人の娘を育て上げた。「頑張れば生活が充実する上、やっていておもしろかった」と昨年まで畑仕事に励むほど仕事一筋の人生を歩んできたという。孫5人、ひ孫10人に恵まれた現在は、庭に咲く花をめで、夜は少量の日本酒を楽しむといった穏やかな日々を過ごしている。
自宅を訪ねた谷口圭三市長らは祝い状を読み上げ、長寿と健康を祈って記念品の銀杯と肌掛け布団を手渡した。小椋さんは礼を述べた後、「これまで持病も無く、親から健康な体をいただいたことに感謝している。『百薬の長』とも言われるお酒を楽しみながらこれからも長く生きたい」と話していた。
市内の100歳以上のお年寄りは97人(男性11人、女性86人)。最高齢者は8月30日付けで、男性が104歳、女性が108歳となっている。