満100歳の誕生日を6日に迎えた岡山県津山市の水野恭子さんに5日、同市からの記念品が贈られ、長寿と健康を祝った。
水野さんは1924(大正13)年、同市下紺屋町で製パン業を営む実家「植月製パン」の8人きょうだいの次女として誕生。結婚までは弟や妹の面倒を見ながら家業を手伝って体を動かしていたことや、高齢になるまで健康に過ごしてきたことが長寿に幸いしたという。
子ども2人、孫2人、ひ孫3人に恵まれた。趣味は刺しゅう。99歳まで自宅で暮らしていたが、現在は同市北町の特別養護老人ホーム・ミ・カサで穏やかな日々を過ごしている。
同施設を訪れた谷口圭三市長が祝い状を読み上げ、記念品を贈った。長男夫婦と長女、施設職員に囲まれ、水野さんは「お祝いしてくださり、心より感謝します。うれしいです。ありがとうございます」と話していた。
市内の100歳以上のお年寄りは水野さんを含め、98人(男性10人、女性88人)となっている。