高倉地区名産の自然薯(じねんじょ)「草苅号」の出荷が1日、岡山県津山市下高倉西の出荷場で始まった。
今年も品質は上々で、栄養価が高く、滋養強壮にもよいといわれ贈答用としても人気が高い。
津山自然薯生産組合の8戸で栽培し、ミネラル豊富な粘土質のトッコ土に育まれた特有の風味と強い粘り、アクの少ない白さで定評。同場に“採れたて”が次々に運び込まれ、品質や形状で手際よく選別されていった。価格は1キロ当たり2000~3500円。
「今年はイノシシによる食害もあり総収穫量は例年をやや下回る約2トンを見込むが良質な自信作を多くの人に味わってもらいたい」と下山昌一組合長(78)。
早速地元から買い求めに来た会社員・中島夕真さん(27)=下高倉西=は「家族で食べるのを心待ちにしていた。色々な味わい方を楽しみたい」とたくさんの袋を抱え同場をあとにした。
問い合わせは、同生産組合(TEL:0868-29-3700)。