岡山県津山市・高倉地区特産の自然薯(じねんじょ)の収穫が最盛期を迎えた。今年も品質は上々で、9日には恒例の「自然薯祭り」が開かれる。
ミネラル豊富なトッコウ土に育まれた津山自然薯「草苅号」は、色白で豊かな風味と強い粘りが特長。栄養価が高く、滋養強壮にもよいといわれ、贈答用としても人気が高い。津山自然薯生産組合(下山昌一組合長)は7戸で栽培に取り組んでおり、専用のパイプの中で80センチほどに育った自然薯を次々と掘り出していく。
今年は夏場の少雨で生育が心配されたが、良質に仕上がり、例年並みの約3トンの出荷を見込む。
”採れたて”が下高倉西の同組合出荷場に運ばれ、28日まで直売と贈答用の発送を行っている。祭りは9日午前10時から午後3時まで開催し、市価より2割程度安く販売する。
問い合わせは、同組合(TEL:0868-29-3700)。