岡山県真庭市の武道団体が集まる「真庭青少年武道演武会」がこのほど、同市鍋屋の久世エスパスセンターで開かれ、9団体が日ごろの練習で学んだ形を披露し、観客たちを楽しませた。
真庭ロータリークラブが創立40周年記念事業の一環で実施。武道の振興と競技人口の増加を図り、今回初めて企画した。相撲、合気道、柔道、剣道、空手など各部門で修練に励む幼い子どもから大人まで約100人が参加した。
金剛禅総本山少林寺岡山真庭道院は子どもたち11人が舞台の上で威勢のよい声を上げ、拳を突き出した打撃技や、2人で組み合って繰り広げる投げ技などを見せた。最後に観客に向かって礼をすると、大きな拍手が送られた。特別出演の古武道・竹之内流柔術も力強い模範演武を披露し、会場を沸かせた。
少林寺拳法を学ぶ米来小新5年生・二宗龍駕君(10)は「大勢の人に練習の成果を見てもらえてうれしい。他の人たちの堂々とした姿や技も見ることができて勉強になった。参加できてよかった」と話した。
このほか、同じ事業の一環で真庭なりわい塾長・澁澤寿一さんによる講演があり、聴衆は持続可能な社会の実現に向けた取り組みについて理解を深めた。