岡山県津山市社会福祉協議会など主催し、障害のある子どもとその家族を対象にした「わくわく・サマー体験教室」が22日、始まった。初日は親子6組18人が岡山県津山市の津山圏域消防組合中央消防署を訪れ、見学や体験を通して防災に対する知識を深めた。8月19日までに計4日間の日程で行われる。
1階の防災学習センターに集まった参加者は、同署員の「火災では有害な煙を吸ったために亡くなる場合が多い。逃げる時は吸わないように低い姿勢で」「地震の時は身を守るために机の下に隠れて」といった話に耳を傾けた。その後、体験コーナーで煙が充満する部屋から抜け出したり、地震の発生を再現するシュミレーターに乗ったりして、災害の怖さを体感。このほか、救急車の車内などを見て回った。
東小6年の寺坂晨司君(11)は「怖かったけど、いろいろ学ぶことができた。特に火事の時に逃げられなくなる原因がわかって良かった」と話した。この日は津山工業高校の学生もボランティアで参加し、子どもたちとふれあった。