災害ボランティア・コーディネーターの研修会(県主催)が28、29の両日、山下の津山圏域雇用労働センターなどで開かれ、被災地で実態に応じた救援人員を配分するなどの役割について約20人が学んだ。
このうち29日の発展講座は、2018年夏の西日本豪雨で被災した倉敷市真備町で実務を経験したNPO法人みんなの集落研究所の永田愛さんが講師を務め、津山市や鏡野町などから有志が参加。
ワークショップでは水害被災地のサテライトセンターでの活動を想定し、7世帯の被災状況に対して7チーム35人のボランティアのマッチングについて話し合った。性別年齢、大工、大型トラック免許ありといった個々の職業や特性を踏まえ、アドバイスを受けながら有効な振り分けを検討。さらに現場でのハプニングや運営上のミスマッチによるトラブルへの対応についても聞いた後、サテライトセンター運営の疑似体験もあり、実務への認識を深めた。
同コーディネーターは、県が18年から育成し、これまでに県内で研修を受けた269人が登録している。
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被災地ボランティアのマッチングについて話し合う参加者
災害ボランティア・コーディネーター研修会
- 2020年12月1日
- 天候・災害