2018年の西日本豪雨を教訓に災害廃棄物の処理体制を強化するため、岡山県はこのほど、仮置き場計画の第1回検討会議を同県鏡野町の中央公民館で開き、美作地域の担当職員らが有事の際の迅速な対応を図るため、設置・運営などについて意見交換した。
県、美作県民局管内の市町村、県産業資源循環協会などから約40人が出席。西日本豪雨の際、県内被災地では片付けごみが道路にうずたかく積まれ、交通への影響が出たことや、発生量や搬入時期に加え、仮置き場からの搬出方法を考えることが重要といった説明があった。
今年8月の台風7号で大きな被害が出た鏡野町をモデルとし、町内に仮置き場候補地を設定したとの想定で、参加者は廃棄物の保管場所のレイアウトなどをもとに意見交換。災害発生時に円滑に設置、対応できるよう課題などを洗い出した。
県は、備前、備中県民局管内でも同様の会議を開催する。