岡山県久米郡美咲町と県法面とび土工事業協会は12日、「災害時における応急措置等の実施に関する協定」を締結した。県内では2015年の津山市に続き2例目。
この協定は、地震や風水害などで町内の道路や河川に土石流やがけ崩れなどの被害が発生した際、協会が建設機械を出動させ、のり面の応急対策を行う。迅速な対応で人命や生活道路を守る体制を強化する狙い。
締結式は同町原田の町役場で開かれ、関係者10人が出席。青野高陽町長と原田明彦理事長が署名した協定書を交わした。青野町長は「自治体と民間の協力体制をより強固にし、町全体の安全・安心を向上させたい」、原田理事長は「より良い信頼関係を築き、我々が保有する専門的な知識や技術を生かすことで安心安全なまちづくりに寄与したい」と述べた。
