岡山県苫田郡鏡野町主催の「みんなで防災inかがみの」が8日、同町布原のスーパーセンター・プラント5鏡野店駐車場で開かれ、催しを通じて町民らは災害救助活動や天災について理解を深め、自助、共助の重要性を学んだ。
津山圏域消防組合や自衛隊岡山地方協力本部津山出張所、日本赤十字社県支部、中国電力ネットワークなど計13団体が活動PRブースを設置したほか、はしご車や排水ポンプ車、照明車、支援車といった災害時に出動する車両を展示して啓発。
このうち、岡山地方気象台は水と砂を入れた容器を使い、地震によって地盤がゆるむ液状化現象をわかりやすく解説。同町くらし安全課は昨年度町内各世帯に配った非常時に必要なグッズをそろえた持ち出し袋の活用方法を説明していた。鏡野町消防団は小型ポンプを使った操法訓練を、西消防署の隊員たちは廃車を使って車両の下敷きになった人や閉じ込められた人の救助訓練を披露。来場した子どもたちも高い関心を示していた。
鏡野中学校1年・藤田帆香さん(12)は「災害時は自分の身を守るだけでなく、周りの人の手助けをできるようになりたい。避難所の確認や避難グッズをそろえるなどできることをしていこうと思う」と話していた。
同町では防災をテーマにしたイベントを定期的に開催して町民の意識向上を図っている。
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