岡山県津山市防災会議が31日、同市役所で開かれ、本年度「市地域防災計画」について承認し、災害時の迅速な対応を申し合わせた。
構成する関係機関の代表ら委員26人が出席。谷口圭三市長が「災害に対して積極的な対応が求められる。市の防災の根幹となる計画を推進していきたい」とあいさつした。
議事では、危機管理室の担当者が国の防災基本計画と県の地域防災計画の見直しに伴う市防災計画の修正点として▽災害時の氏名などの公表による速やかな安否不明者の絞り込み▽学校で消防団員らが参画した防災教育の推進▽避難所での食物アレルギーへの配慮―などを説明したほか、今年1月の大雪による検証を踏まえた災害発生直前からの体制を整備した。また風水害、地震の規模に応じた段階的な職員配備体制も確認した。
情報交換では、岡山地方気象台から「顕著な大雨に関する気象情報」の新たな運用について、苫田ダム管理所から同ダムの洪水調節の仕組みなどについて説明があった。