高倉自主防災・防犯会、社会福祉法人津山福祉会、市消防団高倉分団は7日、高寿園(岡山県津山市下高倉西)と高倉公民館(同)で合同訓練を行い、地域住民ら計約70人が参加した。昨年締結した相互協力協定に基づく取り組みで、災害発生時の連携体制を確認した。
大雨による氾濫と土砂災害を想定。消防団が巡回して危険を知らせる中、要支援の高齢者や障害者は高寿園へ避難。消防車両とリフト付き福祉車両を使い、移動が難しい人を安全に搬送する手順を確認した。自力避難できる住民は公民館に集まり、対策本部の指示で受付から各避難所へ誘導された。
訓練は今後も年1回の実施を予定。高倉自主防災・防犯会会長の森本純次対策本部長(78)は「災害はいつ起こるか分からない。顔の見える関係を育て、迅速に動ける体制を整えたい」と語った。
