旧暦の七夕に合わせ、岡山県久米郡美咲町のJR亀甲駅などに1日、七夕飾りがお目見えした、炎天下の中、風にそよぐ短冊やササが涼感を漂わせている。8日まで。
地域活性化を図り、亀甲商店会と久米郡商工会中央地区が毎年実施している。初日は商店会や商工会のメンバー約20人が集まり、駅舎や駅前の同商工会館の玄関にササ飾りや色鮮やかな吹き流しを、亀甲商店街区(約600メートル)の店や家の軒先にササ飾りを飾った。
短冊には、「虫博士になれますように」「夏休みにすてきな思い出がつくれますように」「健康で笑顔で過ごせますように」といった中央かめっこ保育園の園児や地域住民らの願いごとが書かれており、星や花を模した色とりどりの飾りとともに、華やかな景観をつくっている。
藤井啓輔亀甲商店会長(83)は「猛暑の中、少しでも涼しさを感じてもらえたらうれしい」と話している。
