岡山県津山市大田のリージョンセンターで10日、「春の交通安全県民運動」(11〜20日)に先立ち、機運を高める「推進大会」(同県津山市、鏡野町、津山署など主催)が開かれた。安全な交通社会の実現に向けて決意を新たにした。
4月の統一地方選挙により、例年より約1カ月遅く実施。スローガンは「交通ルール 守って笑顔 晴れの国」。県は重点目標に▽横断歩行者優先の徹底▽車の運転中のスマートフォンの使用禁止の徹底▽自転車の安全利用とヘルメット着用に向けた理解促進―などを掲げる。期間中は、自治体や住民組織、警察などの関係機関が連携を強化して地域住民やドライバーらに呼びかけ、無事故を目指す。
大会には関係者約180人が出席。谷口圭三津山市長、山崎親男鏡野町長らが「ドライバーたちの事故防止に対する意識の向上、運転マナーの浸透に努めていく」「ルールを守ることは自身と他者の命を守ることと同じ。みなが心がけていけるように啓発していこう」とあいさつした。
この後、津山市役所職員でつくる「じてんしゃ倶楽部」のメンバーが登場。改正道路交通法により自転車利用時のヘルメット着用が努力義務になったことをPRした。このほか、みどりの丘保育所の園児たちによる交通安全体操などもあった。
パレードでは、白バイとパトカー計4台のほか、自転車倶楽部メンバーらも並び、広報活動を行うため出発した。