不登校の子どもたちの居場所づくりに取り組む「無花果もえぎフリースクール」(岡山市)の津山キャンパスが29日、二階町のINN―SECTで開校する。記念イベントが同日午後7時から、同所で開かれる。
コワーキングスペースで毎週月、木曜日、時間は正午から午後5時まで開く。小学校1年生から高校3年生までが対象で、小中高の教員免許を持つスタッフ1人が常駐。一人ひとりの実情にあったカリキュラムを作成し、学習支援をはじめ地域でのイベント企画・参加、ゲーム、アウトドアアクティビティティなどに取り組む。
津山市出身の山田邦明さん(37)が代表を務めるコノテ(岡山市)の教育事業の一環。要望に応じて開講日数を増やす予定で、秋入学の時期には高卒資格が取得可能な広域通信制課程のサポート校としての運営も視野に入れている。随時入学可能で、料金は週1回月額2万2000円。
自身も不登校の経験がある中藤寛人さん(25)が代表を務める。「僕自身が学校に行っていなかったとき、家族以外での信頼できる人と出会えたことで、つらかったその瞬間の日々を乗り越えることができました。あなたがあなたのままでいられる場所を、ここ津山から一緒につくって行けるとうれしいです」。
記念イベント「よなよな無花果ナイト」は不登校をテーマにした講演会とパネルディスカッション。参加費無料。
問い合わせは、中藤代表(☎070―2354―5914)。
無花果もえぎフリースクール(岡山市) 津山キャンパス