本年度で定年を迎える河辺小学校=岡山県津山市=の小池尚校長に感謝の気持ちを伝えようと、同小PTA(目瀬香織会長)が25日、サプライズ卒業式を挙行。巣立ったばかりの子どもたちも集合し、全校児童による心を込めたメッセージカードと「教師卒業証書」を贈った。
小池校長は6年間にわたり同小の校長を務め、毎朝校門などに立ち、子どもたちの“居場所づくり”に注力した熱血先生。
修了式後、「ここで校長先生の卒業式があります」と突然のアナウンスがあり、驚いた表情の小池校長に、各学年代表の児童が花束を贈呈。続いて卒業したばかりの子どもたちも入場し、「校長先生はいつも私たちを根気強く指導し愛情いっぱいに見守ってくださいました」と書かれた卒業証書と写真やイラストも添えられたメッセージ集を手渡し、全員で「虹」を合唱した。
七色の花束を手に、子どもたちの笑顔に囲まれた小池校長は「この光景を絶対に忘れない。6年間みなさんとあいさつしたり、ジャンケンしたりするのが好きでした。河辺小は素晴らしい学校。これからも頑張ってください」と礼を述べた。


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