特殊詐欺を未然に防いだとして、津山署と同署管内金融機関防犯協力会は12日、中国銀行の職員3人と1支店に感謝状を贈り、功績をたたえた。
表彰されたのは、津山東支店の畑口慶さん(36)と川元一樹さん(35)、日本原支店(池田秀史支店長)と松田純子さん(50)。
同署によると、畑口さんと川元さんは8月27日、市内のコンビニエンスストアに立ち寄った際、70代の女性から「プリペイドカード番号をラインに入力する方法を教えてほしい」と話しかけられたことから、特殊詐欺と判断し、110番通報するなどして被害を防いだ。
松田さんは9月22日、来店客の60代女性が困惑した様子でたたずんでいたことから不審に思い、声をかけたところ、「3万円の還付金をもらうために銀行に来たが、相手に電話してもつながらない」と話したことから、警察に通報し被害を防止した。
林田の同署で贈呈式があり、岡秀明署長が「客の立場に寄り添った対応と経験が今回の結果につながった」とたたえ、感謝状を手渡した。畑口さんと川元さんは「日中の身近なところで詐欺があることを改めて実感した。2人で役割分担できて良かった」、松田さんは「日ごろからコミュニケーションをとり、もし何かあった時には職員に声をかけてもらいたい」と話していた。
p
感謝状を受け取る中国銀行の職員たち