津山署と同署管内金融機関防犯協会は4日、特殊詐欺被害を未然に防止したとして、津山郵便局(久山輝彦局長)と営業部課長の田村尚也さん(43)=岡山県津山市=に感謝状を贈った。
津山市内の60代女性が先月20日、還付金詐欺目的の電話を信用し、同局=元魚町=で通話をしながらATMの操作をしているのを不審に思った局員が田村さんに報告。操作を中止させて尋ねると、「年金が戻ってくると言われた」と話したことから詐欺と判断し、同署に通報した。
林田の同署で安原卓志署長が礼を述べて2人に手渡し、田村さんは「被害が後を絶たない中、1件でも防止できてよかった。今後の業務でも気を配っていきたい」と話した。
県下の昨年の特殊詐欺被害は176件、被害総額約6億780万円に上り、うち同署管内では10件(還付金詐欺8件、架空請求2件)、約2370万円。