特殊詐欺被害を未然に防いだとして、真庭署は21日、真庭市久世の中国銀行久世支店と三上利典支店長代理(45)、行員の高井典子子さん(47)に感謝状を贈った。
同署と同支店によると、13日午後0時半ごろ、市内の60代女性が窓口に訪れ、「市役所から銀行で手続きをすれば、介護保険料が戻ってくると電話があった」と話したことから、応対した高井さんが不審に思い、三上支店長代理に報告。詐欺の可能性があると女性に伝えた上で警察に通報した。
贈呈式は同署であり、荒瀬行泰署長から感謝状を受け取った德地伸弘支店長(52)や高井さんらは「相談を受けたので未然に防げてよかった。これからも来客の様子など不審な点に気付けるように気を引き締めていきたい」と話した。
今回の特殊詐欺について生活安全課は、還付金を振り込むと言ってだまし、携帯電話を通じて相手に指示を出しながらATMを操作させ、送金させようとしたと見ている。「お金にまつわる話がきた場合、一人で判断せずに周りの人や警察に相談してほしい」と呼びかけている。
p
特殊詐欺を防ぎ、感謝状を受け取る三上支店長代理
特殊詐欺未然防止で行員表彰
- 2021年4月28日
- 行政・公共