特殊詐欺被害を未然防止したとして、岡山県警美作署と同署管内防犯連合会は9日、ローソン美作福本店(美作市福本、小野竜嗣オーナー)と店員の佐野加代子さん(36)に感謝状を贈った。
先月19日、市内の50代男性が来店し、30万円分の電子マネーの購入を要望。応対した佐野さんが言動を不審に思い、同署に通報した。男性は、ネットアプリの使用料金をだまし取ろうとした詐欺からの電話に誘導されていたという。
同店で松永雄一署長が感謝状を手渡し、「皆さんの声かけが水際対策になっており、ありがたい」と礼を述べ、佐野さんは「被害に遭わずに済んでよかった。今後も被害防止に協力していきたい」と話した。
県下の今年の特殊詐欺被害は3月末現在、32件、被害総額約8400万円に上るが、同署管内は0件。