特殊詐欺を未然に防いだとして、津山署と同署管内防犯連合会は27日、ローソン鏡野町女原店(小椋博行オーナー)と店員の岡田恭子さん(43)、横山雅子さん(47)に感謝状を贈り、功績をたたえた。
同署によると、岡田さんと横山さんは今月13日午後9時過ぎ、町内の70代男性がプリペイドカードの購入方法を尋ねてきたため、購入理由を確認したところ、話の内容から特殊詐欺の被害を疑い、購入を思いとどまるよう説得した。男性は一旦帰宅し数日後、近くの駐在所に電話相談。2人の行動が未然防止につながった。
林田の同署で行われた贈呈式で、岡秀明署長が感謝状を手渡し「地域に密着した経営が功を奏し、詐欺に気づいて地元の人の財産を守った2人に感謝したい」と礼を述べた。岡田さんと横山さんは「地域の人が多く訪れる店なので、お年寄りらの安否を確認している面もある。これからも日ごろからお客さんと会話をし、様子がおかしいと思ったら内容を聞いてしっかり判断したい」と話していた。
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感謝状を受け取るローソン鏡野町女原店の店員とオーナー