美術家・桜井由子さん(52)の個展「new works+」が西今町のカフェ&ギャラリーNishiIma25(岡山県津山市)で開かれ、独特の色彩感覚が織りなす心象風景に来場者が見入っている。12月3日まで。
同ギャラリーを運営し、国内外で制作を続けて20周年を迎えた桜井さんが、節目に新旧の油彩25点を出展。
パリ郊外の森を表現した「Parc de vincennes」、桜と新緑の季節をイメージした「Kannabisan」、穏やかな波音や潮風を感じさせる「Yuigahama」、中山道の山深さを連想させる「wadatohge」など、さまざまな情景の印象を多様な色合いで描いている。
桜井さんは「これまで一貫して旅や日常に出合った情景を色層によって自己表現してきた。歴史ある町家の内装と作品の響き合いも楽しんでもらえたら」と話している。
午前11時〜午後5時。定休日は月、火、水曜日。
問い合わせは、NishiIma25(●080―5907―1663)。
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心象風景を表現した油彩と桜井由子さん
独特の色彩感覚が織りなす心象風景 桜井由子さん個展
- 2022年11月15日
- 芸術