岡山県津山市上横野の森山農園で7日、高田小学校3年生15人が県特産品・シャインマスカットの袋かけ作業を体験し、地域で営まれている農業について学んだ。
同校では「総合的な学習の時間」の一環で毎年実施している。園主の森山真一さん(65)が講師を務め、写真を見せながらブドウの成長過程を説明。さらに、「毎年一本の木から新しい枝が伸びて実を付ける。余分な枝や実を切り落とし、元気な房に栄養が行き渡るようにしている」といった仕事内容についても話した。
この後児童は15アールの畑へ。黄緑色のきれいな房に手を伸ばし、「すくすくと育ちますように」などと願い事を書いた袋を丁寧にかけていった。
西岡凛人君(9)は「病気にかからず元気に育って、甘くて大きな実になりますようにと願いを込めた。収穫した後は家族や地域のみんなと一緒に食べたい」と語っていた。
子どもたちは9月中旬ごろに予定している収穫にも参加する。