敬老の日(18日)を前に、岡山県津山市の津山老人福祉センター「さら楽」で13日、演芸大会と作品展が始まり、さまざまな催しを満喫するお年寄りたちでにぎわっている。16日まで。
「敬老週間」と銘打ち実施。大ホールでの演芸大会は、市内のボランティアグループや教室生たちが演歌や大正琴、銭太鼓といった多彩なステージを繰り広げている。初日は田邑地区を拠点に県北で活動する大道芸「文ちゃん一座」(鳥取文二座長)の南京玉すだれ、宝扇流市駒会(宝扇都寿駒代表)による日本舞踊などが披露され、各地区の老人会の会員らが驚きの妙技と華やかな舞を観賞した。
また、一般室では同センター各講座の受講者約60人の力作約250点を展示。陶芸や木工、書道、御殿まり、手芸といった多彩な作品が目を楽しませている。
今年新型コロナウイルスが5類に移行したのを機に4年ぶりに来たという高齢者ひとり暮らしの会「すみれ会」の内田三和子さん(83)は「来ることができてうれしい。今日はみんなと話をするなどして生き生きとした時間を過ごして元気になって帰りたい」と話していた。
同センターは16日までの期間中無料開放しており、午前10時から午後3時までは入浴施設も利用可能。作品展は午前9時〜午後4時(最終日は2時)、演芸大会は午前の部を午前10時半から、午後の部を午後0時半から開催している。髙井昭彦所長は「大いに楽しんで日ごろの疲れを癒してほしい」とPRしている。