「身土不二(しんどふじ)がテーマ。津山産の旬の食材を津山でどうぞ」―。生姜料理薬膳「寺子屋カフェ仁」が25日、岡山県津山市西新町の旧出雲街道沿いの「みつくりHotel」1階で開店した。
目の前に津山洋学資料館があり「幕末の津山藩の蘭学者たちが伝えた薬草を意識しています」とオーナーの畑則子さん(57)。白を基調とした明るい店内には、ヒノキ無垢(むく)材のテーブル3卓とカウンター席をしつらえている。
看板メニューは津山の特産物を使ったご当地ドリンク「美作之国クラフトコーラ」と「作州忍者エール」。コーラはホット、アイス、チャイなどのバージョンで楽しめる。
食事メニューは多彩なハーブをブレンドした薬膳カレー、ショウガボールの仁ランチ、日替わりなど。デザートは「ショウガケーキがお勧めです」。弁当や総菜の販売も。
展示会やイベントなども開催予定。作州忍者鶴山(つるやま)隊の隊員として地域おこしに取り組んでいる「おノリ」こと畑さんは「観光客や地元の人たちの交流拠点・憩いの場になれば。食を通して津山の文化を発信していきたい」。いまのところ年中無休、午前9時〜午後5時。
問い合わせは、寺子屋カフェ仁(☎090-8364-7719)。