生活に困窮する世帯を手助けする津山市社会福祉協議会=岡山県津山市=恒例の「歳末たすけあい家屋補修」が始まり、市内の各家で行われている。本年度は6世帯を対象に30日までに実施する予定。
1959年に始まった取り組みで、材料費などは「歳末たすけあい募金」を活用。津山市や勝央、奈義町で建設業に携わる人が集まる「県建設労働組合津山支部」をはじめ、妹尾建設、カワイ会(カワイハウス)、ニーズホームなどの事業者や団体がボランティアとして協力している。
1日は市内に住む75歳男性宅に建設労働組合津山支部の6人が出向き、築年数70年以上経ったことで傷んだ屋根瓦をはずしてトタン屋根にふき替え、その周囲を補修した。男性は「以前は自分で修理していたが、年を取るにつれて難しくなってきて困っていた。瓦が落ちて通行人に当たる心配があったが、きれいに直していただき、うれしく思う」と感謝の気持ちを語った。
同組合津山支部の菅原宏志支部長は「みなさんには温かい気持ちで新年を迎えてほしい。その助けとなれば幸い」と話していた。