男女共同参画社会の実現を目指す 「さん・さん祭り2023」 (同実行委主催) が、 岡山県津山市新魚町のアルネ津山4、5階を会場に2、3日の日程で始まった。 市民らが多彩な催しを体験しながら、 学びを深めている。
5階にある男女共同参画センター・さん・さん利用の14団体が作品展示のほか、 アートや小物の制作体験、 啓発セミナーなどを開催。
4階の市立文化展示ホールでは、 華道家元池坊津山支部、 写真愛好団体 「写友みまさか」、 臨床美術の普及に努める 「美作クリニカル・アート」、 手芸を楽しむ人たちが集まる 「パッチワークフレンズ」 の力作が並ぶ。 このうち 「ジェンダーフリー美作」 「21netつやま」 「セミナー03」 の3者は合同で、 2000年に施行された 「介護保険法」 についてまとめたポスターを掲示。 3年おきに行われる同法の改正、 生活に与える影響や制度のあり方について理解を呼びかけている。
初日は、 午後5時までクリスマスオーナメント作りなどが行われている。 また、 翌日は5階・同センターで、 老化防止と健康について学ぶ講座や、 ニュースをテーマにした学習会、 4階図書館前広場では茶道や臨床美術の体験教室、 悩み無料相談が開かれる。
同センターは 「性別に関係なく負担や責任を分かち合い、 互いを尊重できる社会について考えるきっかけにしてほしい」 とPRしている。