第10回「つやま城東まち歩き2025秋アート&クラフト展+手仕事体験」(つやま城東まちかつ。主催)が25、26日、城東町並保存地区一帯を会場に開かれ、買い物や食事、作品づくりなどを楽しみながら昔情緒あふれる町を散策する大勢の観光客らでにぎわった。
重要伝統的建造物群保存地区に指定されている城東地区の飲食店や住民と県北で活動する工芸家、ハンドメイド作家約30組がコラボレーションした恒例の企画。作家らが地区内の民家や店の一角を借りて木工や陶芸品、アクセサリー、雑貨などを展示、販売したほか、ワークショップも実施。さらに屋外でもブドウやプリン、アマゴの塩焼き、お菓子などの露店も並んだ。
訪れた友人や家族連れらは各店を巡り、制作者に話を聞きながらお気に入りの品を選んで購入。制作体験コーナーでは、天然石を活用した神秘的な万華鏡、色とりどりの美しいステンドグラスの小物を作るなどして充実した時間を過ごした。
万華鏡づくりに励んでいた美作高校1年・大内紀乃さん(15)は「物を作るのがとても楽しい。このほかに昔ながらの雰囲気が漂う町並みを歩いたり、おいしい食べ物を味わったりして、人によっていろいろな楽しみ方ができる点も良いと思う。また来年も来たい」と笑顔で話していた。
