東京を拠点として活躍する画家・平野傑さんの作品展「NEW・MORNING」がポート・アート&デザイン津山=岡山県津山市=で開かれ、有名ブランドにも起用された鮮麗なデザイン画が来館者を引きつけている。13日まで。
女性や花、自然をモチーフにした水彩画約100点を出展。宝石ブランド・カルティエの書籍で話題になった、墨と金色の絵の具で描かれた女性の絵「FEMME・ET・PETIT・POINT・2019」など個性が光る代表作が並ぶ。
平野さんは1995年にフランスの新聞・ル・モンド紙で挿絵が掲載され、画家の道を歩む。個展や展覧会を続けながら開発会社で商業デザインに携わり、2010年にアトリエを東京に移した。渡仏した経験を生かし、ファッション雑誌・VOGUEの挿絵や資生堂の化粧品のパッケージデザインなど意欲的に制作活動を続けている。
同級生の川瀬香居さん(51)=大阪府大阪市=は「友人が展覧会を開いたので見に来た。モチーフがかわいく、色づかいが鮮やか。神秘的にも感じる絵にひきつけられる」と話した。
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種をモチーフにした絵に見入る来館者
画家・平野傑さんの作品展「NEW・MORNING」が川崎のポート・アート&デザイン津山で開かれる/岡山・津山市