岡山県久米郡久米南町特産のキュウリについて学ぼうと、弓削小学校の3、4年生17人が2日、同町の畑で収穫と試食を楽しんだ。
同町は年間約600トンを出荷し、県産キュウリの6割を占める県内最大の産地。JA晴れの国岡山久米南キュウリ部会の光元一郎さんが所有する畑とハウスを訪ね、メンバーから栽培方法などを教わった。
病気を防ぐために茎の下部の古い葉を取り除く作業に続き、はさみでキュウリの摘み取りを体験。ハウスでは、プラスチックの型にはめて断面がハート型や星型になるように育てられた特別なキュウリが実っており、子どもたちは宝探しをするように収穫を満喫した。
この後、串に刺したキュウリを氷水で冷やし、みんなで新鮮な夏野菜の食感を楽しんだ。
児童たちは「みずみずしくておいしかった」「キュウリがもっと好きになり、たくさんの人に味わってほしい」と笑顔で話していた。
同小では児童が校内でキュウリを栽培しており、一部はJAの選果場に出荷している。