津山高専の留学生が14日、岡山県津山市田町の寿司よしひらで地域住民に教わりながら餅つきをし、日本の正月文化を体験した。
インドネシア、カンボジア、マレーシア出身の5人が参加し、同店の店主・得能良平さんら住民たちが協力した。
店の前で蒸した米を木臼に入れて学生たちが交替できねを振るい、「掛け声を上げながら真ん中に振り下ろして」などとアドバイスを受けて和気あいあいとつき上げていった。これを丸めて雑煮やあん餅にし、舌鼓を打っていた。
マレーシア出身のモハマド・ザコアン・ハリスさん(20)=電気電子システム系3年=は「きねは意外と軽くて、リズムに合わせてつくと上手くできるようになった。つきたての餅はあんこの甘さもちょうどよくておいしい」と笑顔だった。
市の「Welcome to Tsuyama 留学生交流・サポート事業」の一環で、NPO法人津山国際交流の会が主催した。この日、留学生たちは津山の名物・そずり鍋や手巻き寿司なども味わった。
