津山高専、美作大学で勉学に励む留学生の出身国を紹介したポスターの展示が、岡山県津山市山北の市役所1階市民ロビーで開かれている。東南アジアなどの計6カ国の文化が書かれた手作りのポスターに来庁した人たちが関心を寄せている。28日まで。
留学生と地域とのつながりを醸成しようと市が2022年から取り組んでいる「Welcome to Tsuyama 留学生交流・サポート事業」の一環で、多くの人に多文化共生への意識を高め、グローバルな視点を養ってもらおうと実施している。
手製の掲示物には、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、カンボジア、クロアチアの風土、衣装、旅行におすすめの観光スポットや自慢の料理などを日本語で紹介。写真も添えており、日本とは異なる多様な文化や町並みが見て取れる。
就労のためインドネシアから来津したというアリナ・ヘンドリ・プルアニエンジアスさん(20)とアリファトゥル・サクディアさん(24)は「祖国の学生たちが津山に来て勉強しているとは。思いがけないことで驚いた」。「慣れない土地で緊張することもあるけど、お互い頑張りましょうと応援したい」と話していた。
現在、津山高専に20人、美作大学に1人の留学生が在学している。
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