白銀のゲレンデで多彩な催し 「恩原高原氷紋まつり」 フィナーレは約5000発の花火/岡山・鏡野町

経済・産業 夜空を彩る花火とレーザー光線=岡山県鏡野町で
夜空を彩る花火とレーザー光線=岡山県鏡野町で
         

 県下最大級規模を誇る岡山県苫田郡鏡野町上斎原の恩原高原スキー場で1日、雪遊びイベント第29回「恩原高原氷紋まつり」が開かれ、家族連れやスキーヤーが白銀のゲレンデで行われた多彩な催しを満喫した。

 同町が主催する冬恒例の大型企画で、雪不足により2年ぶりの開催となった今回は県内外から約9000人(主催者発表)が来場した。山崎親男町長の「今日はみなさんに幸福をプレゼントできる良い祭になるように頑張ります」といったあいさつの後、来場者が手に持った風船を飛ばして開幕。

 会場にはそりで滑るコーナーや雪だるま、かまくらを作るコーナーなどが設けられたほか、雪中に埋めたトイカプセルを探す「宝探し」、3人1組となって戦う「雪合戦」などがあり、みな思い思いに過ごしていた。

雪でかまくらをつくる子どもたち
雪でかまくらをつくる子どもたち

 雪合戦には12組が参加。障害物で身を守りながら雪玉を投げるといった攻防を繰り広げた。動画配信サイト「ユーチューブ」で「多くの人を笑顔に」と県のPR活動に励むユーチューバー・ピーチボーイのなおきさん、こーえーさん、松本さんも町を盛り上げようと参戦し、奥津小5年の石原朝光君、牧野浩人君、光永唯人君で結成した「HTY」と対戦。試合開始とともに両者勢いよく攻め合い、観客を沸かせた。

 ピーチボーイから星を奪った石原君ら3人は「みんな強くて、試合が楽しかった。また参加したい」「自分たちが住む地域に思いっきり遊べるイベントがあるのは誇り。もっと多くの人に知ってもらいたい」と話していた。

 レストハウス近くには豚汁や餃子、焼き鳥といったグルメを提供する屋台14店が並び、イベントの最後は約5000発の花火とレーザー光線によるショーが多くの人たちを魅了した。

白熱した戦いを繰り広げた雪合戦
白熱した戦いを繰り広げた雪合戦


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