津山中央看護専門学校=岡山県津山市川崎=第38期生の「宣誓式」が24日、同校体育館であり、実習を控えた1年生19人が看護の道への決意を新たにした。
在校生と来賓の病院関係者、保護者らが見守る中、暗点した会場で1年生が一人ずつ、野中和子副校長から人命救助の心を表す白いハンカチを胸ポケットに入れられ、ナイチンゲール像の灯を移したろうそくを手に整列した。
全員で「ナイチンゲール誓詞」を唱和した後、「仁愛の精神を持ち、どんな時も誠実に、何事にも感謝する看護師を目指す」と誓いの言葉を述べた。
1年の北村美月さん(19)は「やっと看護師の一歩手前まできた感覚。学生として患者にどういうケアができるか考えていきたい」と意気込みを語った。
安藤佐記子校長は「実習は困難な場面もあるかもしれないが、みなを成長させてくれるはず。患者とその家族に信頼される看護師になれるように、知識、技術、人間性を磨いてほしい」と激励した。
生徒たちは12月から津山中央病院で基礎看護実習に臨む。
