岡山県津山市にある津山中央看護専門学校でオープンキャンパスが開かれ、入学希望者たちは校内を見学しながら看護職への理解を深めた。
県内外の高校生や大学生ら19人と保護者が参加し、1〜3年生の授業や演習の様子を見て回った。
3年生は体育館で大規模災害の発生を想定した演習を実施。けがを負った患者役の生徒の腕に、症状の度合いで治療の優先順位を決める「トリアージカテゴリー(トリアージ区分)」を示すタグを付けてベッドに運ぶなどした。参加者は上の階から全体の様子をしっかりと観察していた。
このほか、2年生による学校案内や懇親会があり、「勉強は難しい?」「どのように勉強を進めている?」といった参加者の質問に対して生徒たちは丁寧に受け答えをしていた。
広島市の大学生・宮本楓さん(21)は「生徒一人ひとりが看護師を目指して積極的に取り組んでいる姿を見て、やりがいのある道だという思いが強まった」と話していた。