県 コロナ対応で増床

医療・福祉
         

 岡山県は20日、新型コロナウイルスの感染急拡大を踏まえて入院患者用の病床を新たに70床確保し、計482床としたことを明らかにした。直近1週間(12〜18日)の県内の感染状況も公表。病床使用率は84・5%と前週より13・4㌽悪化し、47都道府県中で福岡県に次ぐワースト2位(18日現在)となっている。
 同日の県対策本部会議で報告。県の要請応を受けてこれまでの49医療機関に、3医療機関が新たに加わり、一般病床を振り分けるなどして確保したという。増床した病床のうち12床は重症患者用で、変異株の特性に対応。
 直近1週間では、政府の対策分科会の指標で4段階中最も切迫度の高い「ステージ4(爆発的感染拡大)」の目安を6項目中5項目が超えている。重症者用病床の使用率は16・2㌽増の76・5%(ステージ4指標50%以上)。人口10万人当たりの新規感染確認数は59・1人(前週49・95人)、人口10万人当たりの全療養者(入院者、自宅・宿泊療養者)数も79・1人(前週61・8人)とともにステージ4指標の2倍以上となっている。
 伊原木隆太知事は「増床してもひっ迫した医療体制は予断を許さない状況。県民、事業者の皆さんには緊急事態措置に基づく要請への協力を改めてお願いしたい」と述べた。


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