公益財団法人県健康づくり財団(本部岡山市)が新築移転のため戸島の津山産業・流通センターに整備を進めていた「北部オフィス」が完成し1日、落成式が行われた。12日から業務を開始する。
北部オフィスは美作県民局管内10市町村をエリアに、環境部門では飲料水や食品の検査、保健部門では出張健診などの業務を行い、これまで同局勝英地域事務所(美作市入田)敷地内の旧保健所の建物を賃借していたが、老朽化に伴い用地(1319平方㍍)を取得。昨年5月着工し、鉄骨造2階建て525平方㍍を整備した。BOD(生物化学的酸素要求量)や窒素・リンの測定装置を備えた検査室、検診準備室、事務室などを配し、検診車1台を常備。職員24人が勤務する。事業費約1億4000万円。
落成式には関係者約20人が出席。渡邊知美専務理事が「県北の皆さんの健康や安心安全な生活を支えるため、職員一同より一層業務に励んでいきたい」とあいさつした。
北部オフィスは1979年、県予防医学協会津山検査所として業務を開始し91年、同協会など4団体で発足した同財団の検査所となり、2009年に北部支所、16年に現名称へと改称された。
津山産業・流通センター(44万9000平方㍍)の立地企業は55社(うち53社が操業)、立地率は78・4%となっている。
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新築された県健康づくり財団の北部オフィス
県健康づくり財団北部オフィス落成
- 2021年2月4日
- 経済・産業