県は20日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い増加している自宅療養者のケアについて、電話などで健康観察をする保健所の業務を民間委託する方針を示した。
自宅療養者の増加に伴う業務のひっ迫を抑制する一方、保健所は濃厚接触者や感染経路などの疫学調査を充実させる狙い。
自宅療養者の健康観察は現在、保健師が1日数回、体温や血中酸素濃度などについて電話で聞き取るか、無料通話アプリ・LINE(ライン)で報告を受けている。委託先は医療従事者の派遣会社で、同様形態で業務を引き継ぐ。同日発表した本年度一般会計補正予算案に委託費として8500万円を計上している。