岡山県内で19、20日に予定されている東京五輪聖火リレーについて、県実行委は10日、新型コロナウイルスの感染が急増している状況を鑑み、公道での実施をすべて中止する方針を関係市町に伝えた。代替案として、両日の到着地となる岡山、津山市の2会場で聖火を受け渡す「トーチキス」など無観客での式典を開く方向で調整を進めている。
県内の聖火リレーは12市町を巡るコースで計画され、7日に岡山、倉敷両市は公道での実施は困難との考えを提示。県実行委は「公道でのリレーを行えば感染拡大につながりかねない」として判断し、公道での取り止めと代替案を10日の書面持ち回りの会議で決定した。
代替案によると、式典の会場は19日が岡山市の岡山城下の段20日が山北の津山中央公園グラウンド。リレーに参加のランナー計179人に出席を呼び掛けてトーチキス、代表ランナーによる聖火皿への点火を行い、津山では敷地内でのリレーも予定。五輪の大会組織委員会と協議を進めており、組織委が正式決定を経て公表される見通し。
県内 聖火リレー中止
- 2021年5月11日
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