県内で21日から23日にかけ、新型コロナウイルス感染者計50人が確認

医療・福祉
         

 岡山県内で21日から23日にかけ、新型コロナウイルス感染者計50人が確認された。岡山市31人、倉敷市5人、美作市4人、美咲町、早島町、瀬戸内市各2人、赤磐、玉野、総社市、和気町各1人。美作市はいずれも市立大原病院(同町古町)の医療従事者と入院患者で、クラスター(感染者集団)化が懸念される。県内で確認された感染者は507人(再陽性を除く)となり、17日に400人を超えてからわずか1週間の最速で500人に達している。
 21日は、岡山市18人、倉敷市4人、瀬戸内市1人、赤磐市1人、早島町2人、和気町1人の計27人で、岡山市の接待を伴う飲食店で県内13例目のクラスターが発生した。
 岡山市の患者のうち、クラスター関連は同じ飲食店の20代男性従業員5人と40代女性の利用客。すでに感染が判明していた20代男性従業員と客の女性3人を合わせ、10人の陽性が確認された。あとの12人は20~50代の男女10人と性別年代非公表2人。うち8人は感染経路不明、4人はこれまで確認された感染者の濃厚接触者。
 倉敷市の患者のうち、20代女性と年代非公表男性、年代性別非公表1人は、これまで公表された患者の同居家族。30代女性は21日にクラスターと判断された岡山市の飲食店の男性従業員の接触者。和気町の50代会社員男性は、18日にクラスターと判断された岡山市の飲食店の利用客。早島町の50代会社員男性は、同町の感染者と会食した。同町の10代男子は、倉敷市内の感染者の別居親族。赤磐市の10代女子と瀬戸内市の70代パート職員女性の感染経路は不明。
 22日は、美咲町、瀬戸内市、玉野市各1人、岡山市10人の計13人。
 美咲町の患者は、60代無職男性。6~8日に大阪を訪れ、13日から発熱が続いたため検査を受け、判明した。
 瀬戸内市の70代パート職員男性は、21日に感染を公表した同市の70代女性の同居家族。玉野市の10代男子は感染経路不明。岡山市の患者は20~60代の男女9人と性別年代非公表1人。うち4人は感染経路不明、6人はこれまで確認された感染者の濃厚接触者。
 23日は、美作市4人、美咲町1人、岡山市3人、総社市1人、倉敷市1人の計10人。
 美作市の患者は、30代医療従事者女性と同じ病院に入院する70代女性、90代以上女性2人。医療従事者女性は、22日に感染が判明した岡山市の30代会社員男性の濃厚接触者として検査を受けて陽性と判明。これを受けて院内の職員と入院患者計65人を検査した結果、3人が陽性と分かった。いずれも軽症か無症状という。さらに追加検査中。
 これらについて市立大原病院が23日夕方、県発表より1人多い医療従事者2人、入院患者3人が新型コロナウイルスに感染したとホームページで公表した。新規入院を停止、外来診療を内科1診のみとし、外科、小児科、整形外科、眼科は当面休診するなどとし、感染拡大防止に努めるとしている。
 美咲町の患者は、60代パート職員女性で、22日に感染を公表した同町の60代無職男性の同居家族。
 倉敷市の患者は40代自営業女性で、21日に公表された岡山市の感染者の濃厚接触者。総社市の患者は30代会社員男性で、兵庫県の感染者の濃厚接触者。岡山市の患者のうち、20代会社員男性と20代アルバイト女性は感染経路不明。50代会社経営者男性は、19日に公表された市内の患者の接触者。


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