県内主要観光施設30カ所の利用者調査

総合
         

 県がまとめた昨年12月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では36万3846人でコロナ禍前の2019年同月比9・1%減。感染状況の落ち着きから11月(同15・3%減)に引き続き回復し、美作県民局エリアの客足は同18・9%減(11月同3・3%)とやや鈍った。今後は変異ウイルス・オミクロン株による流行「第6波」の影響が懸念される。
 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計。行楽シーズンを過ぎたものの、10月から再開した「おかやま旅応援割」など需要喚起策の効果もあり、総体的には上向いた。
 美作エリアの10施設は計6万6955人。このうち津山城(山下)は19年同月比10・9%減の2791人だった一方、津山まなびの鉄道館(大谷)は19年同月比30・9%増の3218人とコロナ禍前の水準を上回った。ノースビレッジ(勝央町岡)は19年同月比46・4%減の6340人。
 一方、後楽園(岡山市)などの備前県民局エリアの10施設は19年同月比9・8%減(11月同23・8%減)の12万6844人、備中県民局エリアは同4・0%減(同15・7%減)の17万47人だった。
 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ50施設のうち回答が得られた40施設の宿泊者数は19年同月比1・7%減で、11月(同16%減)より大幅に回復してほぼコロナ禍前の水準に戻った。


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