官民連携で「新風を」 人口減県内ワーストの町 「研究所」と地域課題解決へ/岡山・美咲町

行政・公共 協定書を交わした鷲見代表取締役(左)と青野町長
協定書を交わした鷲見代表取締役(左)と青野町長=岡山県美咲町で
         

 岡山県久米郡美咲町と官民連携事業研究所(大阪府四条畷市)は20日、「官民連携促進に関するパートナーシップ協定」を締結した。地域課題解決に向けた事業の紹介やアドバイスなどを受けられる。同研究所と自治体の協定は県内初、全国42件目。

 協定内容は▽優良企業の紹介▽官民連携に関する政策立案の助言▽官民連携事業の専用プラットフォームとデータベース(PUPYS)の利用案内―など。今後、具体的な取り組み内容を順次検討する。

 町役場で調印式があり、同研究所の鷲見英利代表取締役CEOと協定書を交わした青野高陽町長は「人口減少率が県内ワーストの中、課題解決に向けた新風を吹き込んでほしい」、鷲見代表取締役は「子育てや教育、環境、観光、産業などで官民連携している。美咲町の個性を認識し、広く相乗効果のあるプロジェクトを展開していきたい」と述べた。

 この日は調印式に先立ち、町政アドバイザーの委嘱があり、四条畷市特別参与も務める鷲見CEO(官民共創部門)と、内閣府クールジャパン機構プロデューサーを務める陳内裕樹東北芸術工科大学客員教授(DX部門)が着任した。


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