暖冬の影響で雪不足に悩まされていた岡山県内最大級の恩原高原スキー場=鏡野町上斎原=で26日、今季初の営業が始まり、大勢の客が初滑りを楽しんでいる。
25日に待望の雪が降り、28日現在の積雪は60㌢。ゲレンデでは、訪れた人たちが滑らかな感触を確かめながら、スキーやスノーボード、ソリ遊びなどをして、思い思いに過ごしていた。
親に連れて来てもらい、1人でスノーボードを楽しんでいた津山東高校1年の吉岡滉喜さん(16)=鏡野町=は「去年は受験で滑れなかったから、2年ぶり。雪質も最高だし、楽しくて仕方ないですね」と話していた。
同スキー場では昨年8月の台風7号による土砂崩れ被害の安全確認のため初心者用の第3リフトのみ稼働。26日は約100人、27日は約400人が来場した。
釜本博継所長(54)は「本当に有り難い恵みの雪。2基のリフトを稼働させることができずご迷惑をおかけしているが、週明けに確認して協議する。これからの天候が心配。2月もしっかり営業できるようもっと雪が降ってほしいですね」と語った。
ひるぜんベアバレースキー場=真庭市蒜山本茅部=も26日から営業スタート。ともに2020年に次いで過去2番目に遅い営業開始だった。