台湾インバウンドセミナー(美作県民局主催)が6日、岡山県津山市山下の同局で開かれ、管内の観光関連団体・事業者らが台湾からの県北ツアーに対する要望や誘客増に向けた取り組みについて聞いた。
オンラインと管内市町村の担当者を含めて26人が参加し、台湾の旅行会社を招いて近年実施した視察ツアーについて委託事業者が成果を報告。
県南のスポットに比べてPR面が不足している点を指摘した上で、蒜山高原=真庭市=でのサイクリングや奥津湖=鏡野町=でのカヌーといった体験プログラムが重視され、富裕層では宿泊と食事の質の高さも求められるポイントとして強調した。
この後、参加したエージェント企画担当者のビデオメッセージでは、「鏡野はスノーモービル、紅葉見物にも来る価値がある」「作州絣(かすり)は独特で、織りなど体験できれば感動すると思う」「酒蔵見学はストーリーを伝え、試飲もいい」「台湾人には雪がひとつのポイントになるが、通年楽しめる企画もほしい」といった感想や要望が出された。
視察を受けての県北ツアー実施計画も説明。参加者は終始熱心に耳を傾け、意見交換もあった。