岡山県北ゆかりの若手画家3人による作品展が、鏡野町のかがみの近代美術館で開かれ、みずみずしい感性の意欲作が来場者を楽しませている。9月18日まで。
2階展示室で、谷口知美さん(39)=富山県=のアクリルや日本画、幾田奈菜さん(27)=東京都=の油彩、牧野智子さん(26)=鏡野町=アクリル画など計34点を展示。
谷口さんは自然や季節の移ろいを題材に、北アルプスの連なる峰々やのどかな里山の風景を繊細なタッチで表現。幾田さんは自身の心象を、リボンなどをモチーフに澄んだブルーで描き、牧野さんによる「迷子」をテーマにした抽象画も印象深い。
辻本館長は「個性豊かな力作がそろった。ぜひ気軽に立ち寄ってほしい」と話している。
「OKUTSU芸術祭」(10月1日開幕)のプレイベントとして同館が企画した。