岡山県北ゆかりの若手女性美術家4人による作品展が勝央町勝間田の勝央美術文学館で開かれ、絵画や染色などの意欲作に来場者が見入っている。3月13日まで。
近作計37点を出展。古代魚がたわむれる神秘的な情景を表現した森岡紗也さん(津山市出身)の日本画の大作「ラセン」、農機具置き場のたたずまいを描いた髙山明子さん(美作市出身)の油彩「淡光」「淡影」も印象深い。
さらにリズミカルな曲面の連続が面白い幾田奈菜さん(広島県福山市出身、津山市育ち)の抽象画「ARC」、さまざまな草花や生き物たちがあふれる生命感を醸す安藤しほりさん(美作市出身)の染色「夜うまれくる」も目を引く。
同館では「それぞれ美術系大学などを経て、精力的に制作を続けている女性たちのみずみずしい感性、個性的な表現を見てほしい」としている。
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若手美術家たちの意欲作に見入る来場者
県北ゆかりの若手女性美術家4人による作品展