岡山県苫田郡鏡野町河内のみずの郷奥津湖の敷地内に同町がアウトドア用品メーカーのモンベルと整備を進めているモンベルストアの新築工事安全祈願祭が31日、建設予定地で開かれ、工事の安全を祈った。来年3月の完成予定で、リニューアル予定の奥津湖総合案内所とともに来春のオープンを目指している。
県北初となるモンベルストアは鉄骨造平屋611.53平方メートル。モンベル直営店としてアウトドア用品全般を扱う。奥津湖で行われているカヤックやサップ体験、県境の高清水トレイルでのトレッキングをはじめ、キャンプ、沢登りなど、自然を生かした多彩なアクティビティの魅力を発信する。総工費約2億8000万円。
式では、神事が執り行われ、関係者ら約30人が出席。山崎親男町長らがくわ入れを行った。式終了後、山崎町長は「本日を起点に鏡野のDMOが動き出す。鏡野町の魅力を全国に発信する拠点施設となることを願っている」とあいさつした。
モンベルの辰野勇代表取締役会長は「奥津湖、高清水トレイルがあり、自転車など、さまざまなアウトドアアクティビティが楽しめる自然豊かな地。交流人口創出拠点施設になるよう努めたい」と述べた。