建具メーカーのイマガワ=岡山県津山市押入=が主催する「IMAGAWA施工例コンテスト2023」の受賞作品が決まった。国産のむく材などを使った入賞作6点の住宅を同社ホームページで紹介している。昨年津山市内の業者として初めて最優秀賞を受賞した息吹木の家=津山市東田辺=は優秀賞を受賞した。
国産むく材と職人技術にこだわった建具製品で定評のある同社が、県北産材の利用促進と業界の活性化を目的に実施。6年目の今回は全国から172の応募があり、エコハウス研究会理事長の丸谷博男氏が審査委員長を務めた。素材の使用状況や設計、デザイン、建具とのマッチングなどを審査した。
最優秀賞の近藤建設興業=岡山市=のモデルハウスは、バランスが取れ落ち着いた「憩いの場」をプロデュース。9尺幅の透光格子引き戸が見事に空間を引き締めている。
赤松洋一社長は「木や土や紙などの本物素材による家づくりを実直に行っている全国の工務店や大工さんのベンチマークになると思う。こうした時とともに美しくなっていく日本の住宅が当たり前になることを願っている」と話した。