岡山県美作市が老朽化に伴い改築整備した作東公民館(同市江見)の落成式が25日に行われ、関係者が完成を祝った。1月4日から供用を開始する。
築約50年を経過した旧館の解体撤去後、昨年秋に着工し、木造2階建て延べ1292平方メートルを建設。県産材をふんだんに使ったバリアフリー設計で、ギャラリーを兼ねたエントランス、会議室、ホール、図書コーナー、調理室などを配したほか、みまさか商工会作東支所事務室を併設している。総事業費6億7016万円。
式典には約60人が出席し、玄関前でのテープカットに続いて萩原誠司市長が「関係者の協力、商工会の適切な対応にも感謝する。作東地域のみならず、市全域に文化活動のうねりを広げてもらいたい」とあいさつした。
来賓祝辞の後、ホールで粟井春日歌舞伎の小中学生がめでたい演目とされる三番叟を披露し、落成に花を添えた。